Microsoftは2月28日(現地時間)、Windows 11 22H2用のオプションアップデート「KB5022913」の提供を開始しました。KB5022913には、「Moment 2」アップデートとして大量の新機能が含まれていますが、Windows 11が起動しなくなる可能性がある既知の不具合も含まれているため注意が必要です。
Windows 11の既知の不具合をまとめたリリースヘルスページには以下のような情報が掲載されています。
不具合の内容は「KB5022913またはそれ以降の更新プログラムをインストールすると、一部のサードパーティ製UIカスタマイズアプリを使用しているWindowsデバイスが起動しなくなることがある」というものです。これらのサードパーティ製アプリは、explorer.exeでエラーを発生させ、ループを複数回繰り返す可能性があるとのこと。
影響を受けるサードパーティ製UIカスタマイズアプリは、「ExplorerPatcher」および「StartAllBack」で、これらのタイプのアプリは、カスタマイズを実現するためにサポートされていない方法を使用することが多く、その結果、Windowsデバイスに意図しない結果をもたらすことがあるそうです。
Microsoftはこの問題を回避するために、KB5022913 をインストールする前に、サードパーティ製のUIカスタマイズアプリをアンインストールすることを推奨しています。すでに問題が発生している場合、アプリのカスタマーサポートに連絡したり、StartAllBackを使用している場合は、最新のv3.5.6以降に更新することで、問題を防止することができる可能性があるとのこと。
Microsoftは現在この問題を調査中で、詳細が判明次第情報を提供する予定です。