Microsoftは先日、Windows 11向けに新しいメモ帳アプリの展開を開始しました。新しいメモ帳はFluent Designが導入され、ウィンドウの角が丸められるなど、Windows 11の外観にマッチするようにUIの変更が行われています。
ダークモードへの対応や、ボタンやメニューへの新しいフォントの採用など、ここ数年で最も大きなアップデートとして注目されていますが、機能面では、この新しいメモ帳の動作速度が以前より遅くなったのではないかとの指摘が行われていることがわかりました(Windows Latest)。
Feedback Hubには、縦スクロールがスムーズに感じられないなど、メモ帳のパフォーマンス問題を指摘する投稿がいくつか寄せられています。
Vertical scrolling animation in Notepad 11 doesn’t feel right and is inconsistent with other Windows apps (Explorer doesn’t animate at all and just scrolls by the amount of configured lines, Settings and Edge scroll at a snappy speed). Notepad on Windows 11 11 scrolls by the amount of configured lines, but does so very sluggishly. It should either not animate at all, or animate faster
メモ帳11の縦スクロールのアニメーションがしっくりこず、他のWindowsアプリと矛盾している(エクスプローラーは全くアニメーションせず、設定した行数だけスクロール、設定とEdgeはキビキビした速度でスクロールする)。Windows 11のメモ帳は、設定された行数だけスクロールしますが、非常に遅くスクロールします。全くアニメーションしないか、より速くアニメーションするはずです。
Microsoft Excelなどのアプリから最大50万行まで貼り付けると、メモ帳の反応が遅くなるという問題も指摘されています。あるユーザーは「メモ帳からコピーしたテキストを貼り付けること自体も非常に遅い。Win32版ではかなり速かったのに…」と不満を訴えています。
幸い、Microsoftはメモ帳のパフォーマンスに問題があることをみとめており、テスト中の次のアップデートで問題は修正される予定です。Microsoftの関係者は、メモ帳のアップデートによって、非常に大きなファイルをスクロールしたり、大量のテキストを置き換えたりする際のパフォーマンスがさらに改善されるとのことです。
メモ帳の本質であるキビキビした動作が維持されることを期待したいと思います。