Windows 11のプレビュービルドに、カメラやマイクなどのデバイスや、連絡先などの機密情報にアクセスしたすべてのアプリのリストを取得できる新しいプライバシー機能が追加されている事がわかりました(BleepingComputer)。
新機能は6月に公開されたWindows 11のプレビュービルドで追加されたもので、現在Windows Insider ProgramのDevチャンネルで試すことができます。
新しいプライバシー機能は、Windows 11の設定画面の「プライバシーとセキュリティ」から「位置情報」「カメラ」「マイク」「連絡先」などを選択することで確認することができます。「最近のアクティビティ」をクリックすると、過去1週間にその情報を利用したアプリの名前と最終アクセス時刻が一覧表示されます。
現在、各項目をクリックしてもそれ以上の情報は表示されませんが、将来的にはファイルパスやプロセス名、プロセスIDなどの情報が追加されることが期待されます。
この機能は、Windows Insiderブログなどでまだ公式に告知されていないものの、Microsoftのエンタープライズ/OSセキュリティ担当副社長のDavid Weston氏がTwitterで告知し明らかとされました。
New Windows 11 Privacy Auditing features allow you to see history of sensitive device access like the Microphone pic.twitter.com/vq3IJkAIMO
— David Weston (DWIZZZLE) (@dwizzzleMSFT) June 16, 2022
Microsoftは4月にも、同社のクラウドベースのフィッシング対策・マルウェア対策サービス「Microsoft Defender SmartScreen」を利用して、Windows 11の標的型フィッシング攻撃に対する対策を強化することを発表しています。