XのユーザーPatRyk氏が、Nintendo Switch上でWindows 11が動作している写真や動画を公開して注目を集めています。
Scientists have discovered the world's slowest PC and it looks like this
This genuinely took like 3 hours in total to get to install. Every operation takes like 10 seconds pic.twitter.com/94UowMGCNP
— PatRyk (@Patrosi73) May 12, 2024
Nintendo SwitchでWindows 11を動かすのは簡単な作業ではなく、Linux QEMUを使った仮想環境上で、ARM版のWindows 11を動かしているようです。処理速度も速くないためインストールを完了するために3時間かかり、Windows 11の各操作には10秒ほどかかるとのこと。
PatRyk氏は、SDカードにKVMをサポートしているFedora Linuxをインストールし、その上でQEMUを動作させて、仮想マシンにARM版のWindows 11をインストールしています。仮想マシンには4コア/3GBのRAMという、Switchのハードウェアに許されうる最大値を割り当てているそうです。
ただしそこまでしても、Nintendo SwitchはARMマシンとしてかなり低速なため、Windows 11の動作はかなり遅くなっています。実際に操作する様子を撮影した動画も公開されています。
— PatRyk (@Patrosi73) May 12, 2024
実用性はあまりありませんが、ハードウェアの可能性が感じられるハックだといえそうです。
[via Windows Latest]