Microsoftは先日、次世代オペレーティングシステム「Windows 11」を発表し、2021年後半に一般公開する計画を明らかにしました。
Windows 11はWindows 10の後継OSで、共通する機能を多数搭載していますが、大きく異なる部分も存在します。例えばWindows 10では年に2回の機能アップデートが提供されていたのに対し、Windows 11では年に1回の機能アップデートが提供されるという違いが存在するのです。
gHacksによると、Windows 11の機能アップデートは必ず下半期にリリースされ、サポート期間はコンシューマー版で24ヶ月、エンタープライズ版で36ヶ月となっています。リリース日から18ヶ月あるいは30ヶ月(9月の機能更新プログラムの場合)だったWindows 10と比較すると、6ヶ月間追加でサポートを受けることができるということになります。
Lifecycle FAQによると、エディション毎のサポート期間は以下の通りです。
エディション | サポート期間 |
---|---|
Windows 11 Enterprise Windows 11 Education Windows 11 IoT Enterprise |
リリース日から36ヶ月 |
Windows 11 Pro Windows 11 Pro Education Windows 11 Pro for Workstations Windows 11 Home |
リリース日から24ヶ月 |
なおWindows 11 Homeは機能アップデートの延期がサポートされおらず、サービス終了日の前に自動的にWindows 11の新バージョンを受け取ることになるとのことです。
コンシューマーデバイスでは、Windows 10からWindows 11へのアップグレードは、新しいハードウェア要件を満たしたシステムのみが対象となります。またWindows 10の新しい機能アップデートである21H2も今年の後半に公開される予定です。
機能アップデートの提供頻度が低下することで、Windows 11デバイスの管理に必要な手間が減ることが期待できそうです。