Windows 11用ペイントアプリの最新プレビュー版では、ファイルエクスプローラーコンテキストメニューに「ペイントで編集」メニューが追加されることが判明しています。
Windows 11のモダンなコンテキストメニューは、複雑化した従来のコンテキストメニューを置き換えるものでした。すっきりとした外観が特徴ですが、最近はメニューの第1階層に、Microsoft自身が複数の「〜で編集」メニューを追加しているようです。
ペイントアプリの最新版はまだWindows Insiderだけが利用できる状態ですが、近々安定板のリリースが予定されており、コンテキストメニューの変更は避けられない状況ですが、幸い、このメニューはレジストリ編集によって変更することができます。
以下その方法を説明します。
目次
コンテキストメニューから「ペイントで編集」を削除
Windows 11のコンテキストメニューから「ペイントで編集」を削除するには以下の手順が必要です(レジストリの編集のために管理者権限が必要です)。
- Win+Rを押して「regedit」と入力。レジストリエディタを起動。
- カレントユーザーのみ変更したい場合、アドレスバーにHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions を貼り付ける。
- 全ユーザー変更したい場合は、アドレスバーにHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensionsを貼り付ける。
- Blockedキーがあれば選択。なければ「編集 > 新規 > キー」で新規キーを作成して名前をBlockedに変更。
- Blockedを選択した状態で右クリックして「新規 > 文字列」を選択。
- 値の名前を{2430F218-B743-4FD6-97BF-5C76541B4AE9}とする。
- 変更はすぐに反映される。PCやエクスプローラーの再起動は不要。
もしくは以下の内容を.regファイルに保存しダブルクリックして実行することもできます。
カレントユーザー:
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked] "{2430F218-B743-4FD6-97BF-5C76541B4AE9}"=-
全ユーザー:
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked] "{2430F218-B743-4FD6-97BF-5C76541B4AE9}"=-
ペイントで編集を戻す
「ペイントで編集」を元に戻したい場合、作成したレジストリ値を削除します。
- Win+Rを押して「regedit」と入力。レジストリエディタを起動。
- カレントユーザーのみ変更したい場合、アドレスバーにHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions を貼り付ける。
- 全ユーザー変更したい場合は、アドレスバーにHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensionsを貼り付ける。
- Blockedを選択。
- {2430F218-B743-4FD6-97BF-5C76541B4AE9}を削除
レジストリの変更は危険性を伴うため実行する場合は自己責任にてお願いします。
[via Neowin]