Microsoftが、Windows 11にMicrosoft Storeアプリの復元機能を追加する予定であることがわかりました(The Verge)。これまでWindows 11には、Microsoft Storeから導入したアプリを自動的に復元することができる機能は提供されておらず、ユーザーがライブラリからアプリを手動でインストールする必要がありました。新機能によって、PC移行時などの手間を削減できる事が期待できます。
Microsoft StoreのジェネラルマネージャーであるGiorgio Sardo氏は以下のように説明しています。
To make it easier for customers to transition to their new PCs quickly and seamlessly, we will soon test a new feature in the Windows Insider channel that helps customers automatically restore their apps, previously installed from the Microsoft Store, to their new Windows device.
お客様が新しいPCに迅速かつシームレスに移行しやすくするために、Microsoft Storeから以前にインストールしたアプリを新しいWindowsデバイスに自動的に復元するための新機能をWindows Insiderチャネルで近々テストします
This will also help developers retain their customers without having to remind customers to re-download their app
これは、開発者が顧客にアプリの再ダウンロードを促すことなく、顧客を維持するのにも役立ちます
アプリの復元機能は、PCを頻繁に切り替えるユーザーの他、仮想マシンや複数のデバイスを使用する必要がある開発者にとって特に便利な機能になると見込まれています。
ただし、この復元機能が本当に役立つ機能となるためには、Microsoft Storeの充実が必要となります。最近はFirefox、Zoom、Adobe Acrobat Reader、OBS Studioなどの著名アプリがストアで利用できるようになり、改善の兆しはあるものの、まだ多くのアプリが不足している現状があります。
Microsoftはこの問題に対処するため、すべての開発者に対し、パッケージ化されていないWin32アプリを提出できる機能を提供し、Windows 11には、ストアアプリを検索できる新機能を追加する予定です。新しい検索機能はまもなくWindows Insiderで試すことができるようになる予定とのこと。