Microsoftは、Windows 11のプレビュービルドで「Update Stack Package」と呼ばれるWindows Updateの新機能を追加しました。この最新版となる「Update Stack Package Version 822.124.211.0」がWindows Insider Programに参加しているWindows 11のDevチャンネルユーザー向けに提供されています(Windows Latest)。
Microsoftは、Update Stack Packageに関して概略の説明に留めていますが、Windows Updateの体験を改善し、累積アップデートや機能アップデートの前に適用することでPCの安定性を向上させるものだとみこまれています。
We have begun testing Update Stack Packages that deliver update improvements outside of major OS updates such as new builds.
Windows 10で導入された、「Windows Feature Experience Pack」と同様に、OSをモジュール化する方針の一環として、通常のOSアップデートとは別にWindowsの特定の機能の改良を行うためのものだと考えられます。Update Stack Packageによって、Windowsの更新プログラムのインストール時に発生するさまざまな不具合が減少することが期待できるのです。
このほか、MicrosoftはWindows 11の次期アップデートで、設定アプリを更新し、これまでコントロールパネルで提供されていたWindows Update関連の機能の移行を進めています。例えば、Windows 11 22H2に搭載された、Windows Updateのアンインストール機能は今のところコントロールパネルで提供されていた機能ほど充実していませんが、Microsoftは今後のリリースで改善することを約束しています。