Windows 11のプレビュー版(Canaryビルド)の中に、サブスクリプションに言及したINIファイルのエントリーが追加されている事が発見され注目を集めています。
Microsoftが、2024年後半にリリースが噂されている「Windows 12」でOSのサブスクリプション化を計画しているのではないかとも予想されていたなか、この情報を否定するあらたな記事が公開されました。
Windows Centralは、発見された情報は次期Windowsのクライアント版ではなく、「Windows 11 IoT Enterprise Subscription」に関連したものだと主張しています。
Windowsの次期バージョンに、MicrosoftアカウントやMicrosoftの各種サービスと結びついた、サブスクリプション関連機能が搭載される可能性はあるものの、基本機能はWindows 11と同様に、買い切りのライセンスで提供されることになると説明しています。
Microsoft現在、ビジネスユーザー向けにクラウドでWindows PCが利用できるWindows 365を提供しています。Windows 11の設定画面にも、OneDriveやMicrosoft 365のアカウントを管理することができる機能が追加されるなど、有料サービスとの結びつきが強められています。今後Windows 11のコードの中から、サブスクリプションへの言及が見つかったとしても驚くにはあたらない情報なのかもしれません。
現在AppleやGoogleは無償でOSを提供しており、Windowsのサブスクリプション化は多くのユーザーにとって受け入れられないものだと予想されています。