2000年2月18日(日本時間)に一般公開されたMicrosoftのオペレーティングシステム「Windows 2000」。Windows NT 4.0の後継版で、NTカーネルを基盤とした信頼性の高いOSとして知られています。Windows 2000は、リリース後2年でWindows XPに置き換えられてしまいましたが、シンプルで使いやすいインターフェイスを懐かしく思う方もいるかもしれません。
本日紹介する「Windows 2000 Modernization Guide」は、そんなWindows 2000を2021年に使用するためのドキュメントです(Hacker News)。
現在、Windows 2000を実用する場合、バニラWindows 2000を使用する方法か、BlackWingCatのKernelEx (Extended Kernel)を使って、XPのファイルを移植し、よりモダンなソフトウェアが動作するようにする方法があるとのこと。
ガイドは2番目のアプローチに焦点を当て、Office 2007を正常に動作させることに重点を置いているそうです。Office 2007はWindows 2000に対応していませんが、設定の調整とパッチの適用によって、驚くほどうまく動作させることができるそうです。
ガイドには、素の状態のWindows 2000のインストール方法から、KernelExのインストール方法、Office 2007の導入方法まで、27の手順が掲載されています。
レトロなコンピューターで、レトロなOSを動かしたい、レトロコンピューティングに興味のある方は参考にしてみてはいかがでしょうか。