Microsoftが先日、月例更新の一環として公開した、Windows 7/8.1用の月例品質ロールアッププログラム等に、Sophosのアンチウイルスソフトをインストールしているシステムがフリーズする不具合が含まれていることがわかりました。
不具合が影響するのは、Windows 7、Windows 8.1、Windows 2008 R2、Windows Sver 2012、Windows Sever 2012 R2用の、以下の更新プログラムとなっています。
- KB4493472: Windows 7 SP1/Widnows 2008 R2 SP1用の月例品質ロールアップ
- KB4493448: Windows 7 SP1/Widnows 2008 R2 SP1用のセキュリティオンリーアップデート
- KB4493446: Windows 8.1/Windows Server 2012 R2用の月例品質ロールアップ
- KB4493467: Windows 8.1/Windows Server 2012 R2用のセキュリティオンリーアップデート
- KB4493451: Windows Server 2012用の月例品質ロールアップ
- KB4493450: Windows Server 2012用のセキュリティオンリーアップデート
現在各更新プログラムには、以下のような項目が、既知の不具合として追加されています。
症状は「Sophos Endpoint Protectionがインストールされ、Sophos CentralかSophos Enterprise Console(SEC)によって管理されているシステムで、アップデートをインストールした後、システムがフリーズする問題を発見した」というもので、問題が修正されるまで該当するシステムに対する更新プログラムの提供をブロックするとのこと。詳細な情報はSophosのサポートページにも掲載されています。
またgHacksは、同様の問題がAvastのサポートページにも掲載されていると指摘しています。
Windows machines (particularly those running Windows 7) are becoming locked or frozen on startup after Microsoft updates KB4493472, KB4493448, and KB4493435.
Some of these machines are completely unable to log in, and some log in after a very extended period of time.
更新プログラムをインストールしたあと、システムにログインできなくなったり、ログインするのに長い時間かかったりする不具合が発生している模様。
こちらの問題はまだKBページには追加されていませんが、原因がはっきりすれば既知の不具合として追加されることになるのかもしれません。