Microsoftが先日公開した、Windows 11のDevチャンネルビルド「Windows 11 Insider Preview Build 22567」には、Smart App Control(SAC)をはじめとした新機能や、タスクバーの改良などさまざまな新機能や修正がふくまれていました。
2022年後半にリリース予定の「Windows 11 Version 22H2」の機能は完成し、ベータチャンネルへの公開も今後数週間内に行われるとみこまれているなか、TwitterユーザーのXeno氏が、Build 22567に「Windows 9」への参照がいまだに含まれていることを偶然発見しています(Neowin)。
Windows 9への参照を含むファイルは以下のフォルダに存在します。
C:\Windows\System32\migwiz\replacementmanifests
ファイルは、Windows 9を含む古いWindowsシステムからデータ収集のためのブロックを集めることについて言及しており、Windows 9のほか、Windows 8.1に関連したコードネームである「Windows Blue」についての言及も確認できます。この情報はWindows 10 Technical preview build 9860から存在しているとのことです。
ファイルのスクリーンショットは以下の通りです。
Windows 9は、Windows 8.1(Blue)の後継になると噂されていましたが、「Windows 9」という名前が、Windows 95やWindows 98との混同を引き起こし、特定のアプリの互換性の問題を発生させる原因になる可能性があると噂されていました。
Microsoftは、結局Windows 9をパスし、Windows 10という名前を採用しましたが、MicrosoftのTony Prophet氏はWindows 10発表当時、Windows 8からの単純なステップアップではなく、Windowsの構築方法から展開方法まで、会社にとって大きな変化であることを示すために、Windows 10という名前を採用したと全く別の理由を発表しています。