Microsoftは先日、Windows 11 Version 22H2の累積アップデートKB5030310を公開し、AIアシスタント「Windows Copilot」の提供を開始しました。
Windows Copilotはタスクバーのアイコンか、Win+C
キーボードショートカットを利用して起動することができ、BingチャットのようなAI対話機能に加え、ダークモードの有効化やスクリーンショットのキャプチャなどWindows固有のアシスト機能を呼び出すことが可能です。
MicrosoftはWindows Copilotをユーザーの生産性向上に役立つ機能として宣伝していますが、目的はそれだけではないのかもしれません。質問に対する回答として、広告のリンク表示されることがあるとgHacksが指摘しています。
Windows Copilotに、例えば「最適なゲーミングノートPC」について質問すると、文章による回答に加えて、商品のリンクが表示されます。広告は、Microsoftに直接関係のないサードパーティのものが含まれており、実際手元の環境でも広告が表示されることが確認できました。
MicrosoftはWindows 11のスタートメニューや、ヘルプ、設定などさまざまな場所に広告を表示する試みを推進していますが、これらの広告はMicrosoft EdgeやMicrosoft 365など自社製品に関連したものでした。Windows Copilotではこれらと異なり外部の広告が表示される事もあるためより注意が必要だといえそうです。
Windows CopilotはMoment 4アップデートの一部として、10月の月例更新プログラムに含まれて公開され、CFR(Controlled Feature Rollout)により徐々に展開されていくと予想されます。
Windows Copilotを無効化する方法は以下の記事で説明しています。