Microsoftの最新のオペレーティングシステム「Windows 11」は着実に進化を続けており、当面Windowsが世界からなくなる状況は想像できない状況です。
しかし、今回長年Windowsを愛用してきたソフトウェアエンジニアThomas Bandt氏にとってはそうではないかもしれません。息子に初めてパソコンを準備する際、Windowsを第一候補に考えていたもののの、それは予想通りにはいかなかったとするブログ記事「The Day Windows Died」を公開しています。
同氏は、Windows 95以来のWindowsユーザーで、プロの開発者としてWindowsと長年つきあってきました、しかしWeb開発からモバイル開発に移行する際、iOSアプリを開発するためにMacに移行し、Windows 8が日常的に使用していた最後のWindowsのバージョンとなります。
その後、10歳の息子に初めてのコンピューターを準備しようと思った際に、昔書いた古いソフトのデバッグや修正のために必要となって購入した、DELLのノートパソコンを与えることを思いつきます。息子が使ったことのあるデバイスはiPadだけで、iPadは生産よりも消費に適しており、もっといろいろ深く掘り下げる事を知ってほしいと思ったからです。
しかし、Windows 11のセットアップを完了し、息子のユーザーアカウントを設定した直後に、衝撃を受けることになります。検索画面には、(設定でオフにすることはできるものの)最近発生した銃乱射事件のニュースが表示され、スタートメニューには、WhatsApp、TikTok、Xbox、Instagramなど、息子に使わせたくないアプリが満載されていることを発見します。
ゲームに関しても、ソリティアやマインスイーパーなどのシンプルなものではなく、アプリ内課金が必要なゲームがごちゃごちゃになっており、子どもに「本物のコンピューターに触れる」最初の一歩を踏み出させる環境ではないことに気がつくのです。
同氏はこれらのほとんどをオフにするツールを進められたものの、Windows Updateなどによって設定が持続するかどうかわからないツールを信頼することはできず、自分にとってのWindowsの死を意味していると結論づけています。
Hacker Newsでもこのニュースは話題となり、Mac / Linux / Windowsの比較が行われているほか、自分好みの設定を維持するためには、Windows Pro以上のバージョンを使用し、グループポリシーを使用することが最も信頼できる方法だといった実用的なコメントが寄せられています。