MicrosoftがWindows用のセキュリティソフトとして無料で提供している「Windows Defender」の名前が変更されることになるかもしれません。
2012年の春に公開予定の「Windows 10 20H1」では、グループポリシーや各種設定のあちこちで「Windows Defender」のかわりに「Microsoft Defender」という名前が採用されていることが指摘されています(gHacks)。
ただし変更は完全ではなく、Windows Defender SmartscreenやWindows Defender Smartscreenといった用語では今まで通り「Windows Defender」の名称が使われている模様。今後「Microsoft Defender」で全ての用語が統一されるのかどうかは定かではありません。
Microsoftがどのような基準で、「Microsoft」と「Windows」を使い分けているのか明確な基準は不明ですが、gHacksは以下のようなルールがあるのではないかと推測しています。
- Microsoft: クロスプラットフォームのプロダクト
- Windows: Windows限定のプロダクト
Microsoftは、2017年にLinuxやmacOS、iOS、AndroidといったさまざまなプラットフォームをサポートするWindows Defender ATPを立ち上げ、その後Microsoft Defender ATPと名前を変更しました。今回の名前の変更はWindows Defenderのマルチプラットフォーム展開を示唆しているのでしょうか。