Microsoftは2024年中に、Windows 10と11のさまざまな機能を非推奨化あるいは削除しました。
2024年は2023年ほど多くはありませんが、それでも注目の機能のいくつかが非推奨化されています。
以下それらの機能のまとめです。
- Windows Subsystem for Android: Windows 11の目玉機能のひとつだったAndroidアプリのサポートが終了。インストール済みのアプリは2025年3月5日まで動作継続。
- Test Base: アプリケーションテストのためのクラウドベースのAzureサービス「Test Base」が終了。
- 特定のRSAキーを使用するTLSサーバー認証証明書: 2048ビットより短いRSAキーは、証明書で使用できなくなった。
- MPR通知にパスワードペイロードを含める: NPLogonNotifyとNPPasswordChangeNotify APIがパスワード流出のリスクを防ぐために非推奨に。
- Microsoft Defender Application Guard: MDAG拡張機能は、信頼できないウェブサイトを追跡し、現在のブラウザから隔離されたMicrosoft Edgeインスタンスにリダイレクトするためのセキュリティツール。この拡張機能が2024年5月に削除された。
- ドライバー検証ツールGUI: Windowsドライバーのストレステストを行うための特別なコンポーネントのグラフィカルユーザーインターフェースが非推奨となった。Driver Verifier GUIの代わりにVerifier Command Line (verifier.exe)を使うことが推奨される。
- NTLM: New Technology Lan Managerは非推奨に(24H2やServer 2025ではすでに削除)。Microsoftはネゴシエートの呼び出しに置き換える必要があると説明。
- DirectAccess: Windows 7およびWindows Server 2008 R2で導入された企業ネットワークへのリモート接続機能。Always on VPN に取って代わられて廃止された。
- Adobe Type 1 Fonts: Adobeが2年前にType 1フォントのサポートを終了し、Microsoftも最近のWindowsのバージョンでサポートを終了。
- Paint3D: Paint3Dは、Windows 10時代にPaintを刷新しようとした失敗作。
- 従来のDRMサービス: Windowsメディア プレーヤー、Silverlightクライアント、Windows 7またはWindows 8 クライアントで使用されるレガシーDRMサービスは非推奨に。
- Suggested Actions: テキストをハイライトした際に、電話をかけたり、カレンダーイベントを作成したり、Bingを使って検索したりといったアクションを提案する機能が削除。
個人的に一番ショックだったのは、Windows 11でAndroidアプリを実行できる「Windows Subsystem for Android」のサポート終了でした。他にもいろいろな機能が削除されており、Microsoftの公式サポートページでも確認可能です。
[via Neowin]