Microsoftのオープンソース化の流れが止まりません。MSBuildのオープンソース化に続き、Windows Driver Frameworks(WDF)のソースコードがGitHubで公開され、話題となっています(Windows Hardware and Driver Developer Blog
、Hacker News)。
WDFは、OSの内部を抽象化し、Windows用の高品質なデバイスドライバーを作成するためのフレームワークです。今回WDFのソースコードが公開されたことで、デバイスドライバーの開発者は、カーネルデバッガーを使ってドライバーのソースコードから、WDFのソースコードまでステップインすることが可能となり、より深く内部の挙動を探ることが可能となりました。
今回の公開されたソースコードは、Kernel Mode Driver Framework(KMDF)と、User Mode Driver Framework(UMDF) v2に関するもので、2つのフレームワークのソースコードの大部分が共有されているようです。
また、Windows 10用デバイスドライバーのサンプルコードもGitHubで公開されていて、開発者は参考にすることができます。ここ最近のMicrosoftのオープンソース化の勢いは凄いです。