Microsoftは本日、Windows Insider Programに新しく「Canary」チャンネルを導入する事を発表しました。
Canaryチャンネルは、Windowsの実際的な機能が導入されますが、ドキュメントや検証が不十分な場合があり、新機能が特定のWindowsのリリースに結びつけられているものではありません。これまでのDevチャンネルの役割がCanaryチャンネルに移動したことになります。
Canaryビルドのリリース頻度に関する約束は行われていないものの、Microsoft Edge Canaryビルドとは異なり、毎日リリースされることはないだろうとのこと。Canaryビルドのリリースごとにブログ記事が掲載されることはなく、新機能が含まれるものだけが掲載される予定です。
一方、Dev Channelは「リブート」さます。こちらも特定のOSリリースに縛られない新機能を試すことができますが、Canaryよりも高い安定性を享受することができるそうです。
チャンネルごとの特徴は以下の通りとなります。
- Canaryチャンネル: 高度な技術力を持つユーザーに最適。開発サイクルの早い段階で、最新のプラットフォームの変更をプレビューすることができる。ビルドは不安定である可能性があり、限られた、または全くないドキュメントとともにリリースされる。
- Devチャンネル: マニアに最適。新しいアイデアのインキュベーションやロングリード機能の開発など、最新の Windows 11 プレビュービルドにアクセスできる。荒削りな部分や安定性に欠ける部分がある。
- Betaチャンネル(変更なし): アーリーアダプターに最適。Microsoftによって検証されたアップデートが含まれており、Devチャンネルよりも信頼性が高い。
- Release Previewチャンネル(変更なし): 修正プログラムや特定の重要な機能をプレビューし、一般に公開される前にWindowsの次期バージョンにオプションでアクセスしたい場合に理想的。商用ユーザーにもおすすめ。
変更が直接影響するのは現在Devチャンネルを使用しているユーザーということになります。既存のDevチャンネルユーザーはCanaryチャンネルへ自動的に移行され、Canaryに移行したくない場合は、ガイドに従ってクリーンインストールする必要があります。Microsoftはまた、Windows Insider Programの変更を通知するメールの中で、「クリーンインストールキット」を取得する方法も説明するとしています。