Windowsプログラミングに興味のある方は、バイブル書籍として名高い「Windows Internal(インサイドWindows)」の名前を知っている方は多いと思います。
同書は、1992年に原書の初版が『Inside Windows NT』として発行されて以来、Windowsのバージョンアップのたびに改訂を続け、Windowsの内部構造を解き明かすバイブルとして開発者・システム管理者に永く読み継がれてきた書籍ですが、量の多さや技術的な難易度の高さから全てを読み通した経験のある方は少ないかもしれません。
この書籍を理解するために役立つ情報GitHubリポジトリ「Windows Internal Guide」が公開されています。
C言語によるWindowsプログラミングの解説サイト「EternalWindows」を運営する@eternal_windows氏によって作成されたリポジトリで、「Windows Internals(日本語訳Inside Windows)をコードレベルで理解することを目指したプロジェクト」であると説明されています。
コンソールアプリケーションで実証
同プロジェクトでは現在、最も平易かつユーザーモード寄りとされるセキュリティを解説した第7章に対応したソースコードが公開されています。
▲リポジトリには目次に対応したフォルダが存在します。
▲それぞれのフォルダには、内容に対応したサンプルコードのプロジェクトファイルとソースコード(C++/Win32 API使用)が格納されています。
全てのプロジェクトは、ユーザー入力を伴わないコンソールアプリケーションで、リポジトリに含まれるauto_buildで一括ビルド、auto_execによって一括実行することが可能とのことです。
まとめ
インサイドWindowsを購入したものの積ん読状態だった方は、このサイトを参考に内部の理解に務めてみてはいかがでしょうか。