Microsoftは現在、Windows 11の改良を継続し、22H2に対する「Moment」アップデートの提供を続けています。Momentアップデートは、Moment 3とMoment 4の存在も確認されていて、Windows 11に対する新機能の追加はまだ計画されていますが、次世代Windowsである「Windows 12」の噂もすでに流れています。
Windows 12はクラウドとAIを融合し、セキュリティの面でも、MSDTやVBScriptといったレガシーコンポーネントを無効化することで強化が図られると見込まれています。リリース時期に関しては、3年毎のリリースサイクルへの変更により、2024年後半の一般公開が有力視されています。
Windows 11では最小システム要件が変更されたことから、Windows 12でのシステム要件の変更にも大きな変更が集まっていますが、Neowinはこれまで流れた情報を元に、Windows 12の最小システム要件を以下のようにまとめています。
- CPU: Windows 11と同じ世代のCPUをサポート
- セキュリティチップ: TPM 2.0を継続(Plutonがオプションになるかも)
- 最小RAM容量: 8GB
- 最小ストレージ容量: 64GB。
CPUの互換性はWindows 11のなかでも最も厳しい要件となっています。Windows 12では最新CPUへの対応は当然ながら行われるものの、Windows 11と同様に第8世代以降のIntelプロセッサをサポートすると予想されています。
セキュリティプロセッサに関してはPlutonがまだ浸透していないため、TPM 2.0が継続し、RAMの要件は8GBに増加する可能性があります(Windows 11は4GB)。
最小ストレージ容量はWindows 11と同じままであるものの、ReFSが最近更新されていることから、ReFSをインストール時に選択できるようになる可能性があります。また、SSDがさらに普及していることから、SSDが必須になる可能性も指摘されています。