Microsoftが先日公開したWindows Server向けの月例更新プログラムで重大な問題が発生し、更新プログラムの配信が一時的に停止されたことがわかりました(BleepingComputer)。
更新プログラムを適用した環境で、Hyper-Vが動作しなくなったり、ReFSボリュームが利用できなくなったりという問題が報告されており、Windows Server 2012 R2向けのKB5009624、Windows Server 2019向けのKB5009557、Windows Server 2022向けのKB5009555で発生しているそうです。
MicrosoftがWindows Server用の更新プログラムをリリースした直後から、深刻な問題の報告が多数よせられており、ドメインコントローラーが延々と再起動を繰り返したり、ReFSボリュームがアクセス不能になりRAWファイルシステムとして表示されたり、サーバー上でHyper-Vが起動しなくなったりといった、さまざまな問題が発生している模様。
Microsoftは問題の原因となっていると考えられる、更新プログラムの提供を停止したようで、BleepingComputerは、12月の累積アップデートを適用したWindows Server 2019環境で、1月の累積アップデートであるKB5009557が提供されなくなったことを確認したとしています。
更新プログラムはMicrosoft Update Catalogから入手できますが、現時点で手動でインストールすることは推奨されません。
1月の月例更新プログラムでは、Windows 10とWindows 11でL2TP VPN接続が動作しなくなる不具合が報告されていますが、Microsoftは現時点ではこれらの更新プログラムの配信を停止していません。