Microsoftは6月12日(現地時間)、Windows Subsystem for Android on Windows 11の最新版「Build 2305.40000.4.0」を全インサイダーチャンネルに対してリリースしました(Neowin)。新バージョンではファイル共有機能が追加されたほか、設定の更新やグラフィック関連の不具合の修正が行われています。
新機能は以下の通りです。
- File sharing enabled.
- File transfer using drop and drop and copy and paste.
- Windows Subsystem for Android Settings (renamed to just “Windows Subsystem for Android”) redesign, including displaying all installed Android apps.
- Enable apps that specify android.hardware.type.pc in their manifest to opt into receiving raw input events.
- Wi-Fi API compatibility improvements.
- Camera hardware compatibility improvements.
- Linux kernel security update.
- Updated latest Chromium WebView to version 113.
- Android 13 security updates.
ファイル共有機能は、ドキュメントやピクチャなどWindowsユーザーフォルダをサブシステムと共有できる機能です。ソーシャルメディアアプリへの写真のアップロードや、クリエイティブアプリでのビデオ編集などの作業がシームレスに動作するようになります。フォルダ共有機能はデフォルトで有効になっており、Windows Subsystem for Androidの設定でオン/オフの切り替えが可能です。フォルダ共有が有効な場合、Windowsユーザーのプロファイルフォルダ(例:「C:\Users\John Do」)はSubsystemの「/sdcard/Windows」として共有されます。
なお、ファイル共有機能にはWindowsのユーザープロファイルフォルダ内のファイルのみが共有できるなどいくつかの制限が存在します。機能の詳細はこちらで確認可能です。Windows Subsystem for AndroidはMicrosoft Storeからダウンロード可能です。