Microsoftは7月23日(現地時間)、Windows 10 UWPアプリを構築するためのライブラリ「Windows UI Library(WinUI)」のプレビュー版を公開しました(Windows Blog、MSPoweruser)。
WinUI NuGetパッケージには、最新のプレビュー版からAnniversary UpdateまでさまざまなバージョンのWindowsと互換性のあるポピュラーなUWP XAMLコントロールや機能が含まれています。
Windows UIライブラリのメリットとは
これまでUWP XAMLアプリを開発するためのフレームワークはWindows/SDKの内部に含まれ、新機能を使用するには開発者やユーザーが新しいOSにアップデートする必要がありました。
今回公開されたWinUI NuGetパッケージを使用することで開発者は、新しいUWP XAML機能を使ったアプリケーションを素早く構築し公開できるようになるほか、複数のバージョンのWindows 10を対象とするアプリケーションを構築する場合に、WinUIパッケージのコントロールや機能を使用することで、バージョンチェックや条件付きXAMLマークアップを含める必要がなくなるというメリットを得ることができます。
今回公開されたプレビュー版には以下のWindows UIパッケージを含みます。
- Microsoft.UI.Xaml
- Microsoft.UI.Xaml.Core.Direct
プレビュー版はテストや開発目的に使用するためのもので、製品版には今後公開されることになるRTM版のライブラリを使用することが推奨されています。
Microsoftは今後より多くのXAMLプラットフォームをWinUIパッケージに移行することを計画しており、開発プロセスをGitHubのオープンソースモデルに移行するためのオプションも検討しているとのこと。具体的なライブラリの使用方法などはWindows Blogに掲載されています。