Microsoftは7月16日(現地時間)、Windowsの各バージョンに対し、7月の月例更新で発生していた不具合を修正するための更新プログラムを公開しました。ところがこの更新プログラムをインストールすることによって、CPU使用率が高くなったりRDS(Remote Desktop Services)の接続が不安定になるという問題が報告されている事がわかりました(Softpedia)。
問題の更新プログラムは、Windows 10 Anniversary Update (version 1607)とWindows Server 2016向けのKB4345418と、 Windows 8.1/RT8.1とWindows Server 2012R2向けのKB4054566です。
gHacksのレポートによると、まずこれらの更新プログラムをインストールすることで、プロセッサの負荷が100%になり、Azure Active Directory Connect(AADConnect)が動作しなくなる問題が発生している模様。最新の更新プログラムをアンインストールすると問題が解決する可能性があり、2012/2016サーバーで問題が発生しているそうです。
また他の不具合報告は、Remote Desktop Servicesが動作しなくなるというもので、こちらも更新プログラムをアンインストールすると問題が解決する場合があるとのこと。
ただし最新の更新プログラムをアンインストールすると、同時に提供されていたセキュリティ修正や不具合の修正も取り消されてしまうことになるため、安易なアンインストールはおすすめできません。根本的な不具合の修正は、8月14日に公開される次の月例更新まで待たないといけないかもしれません。