Microsoftは今年後半に予定されている「Windows 11」の正式リリースに向けて着々と作業を進めています。
先日はWindows 11の最小システム要件が更新され、「Core i7-7820HQ」など一部の第7世代のCoreプロセッサがサポート対象に加えられるとともに、新しい「PC正常性チェック」アプリがWindows Insider Program参加者向けに公開されました。
新しい「PC正常性チェック」アプリでは、Windows 11へアップデートできるかかどうかを確認できるだけでなく、要件を満たしていない項目が何なのかまで具体的に分かるように改善されていますが、Windows Updateに表示されるメッセージでもWindows 11へアップグレード可能かどうかが確認できるようになっていることがわかりました(Windows Latest)。
Windows Insider ProgramのRelease PreviewチャンネルではWindows Updateの画面に上記のような互換性メッセージが表示される模様。Windows 11が動作する場合、以下のようなメッセージが表示されます。
Great news—your PC meets the minimum system requirements for Windows 11. Specific timing for when it will be offered can vary as we get it ready for you. Note: Some Windows 10 features aren’t available in Windows 11. Certain apps and features may have additional
あなたのPCはWindows 11の最小システム要件を満たしています。具体的な提供時期は、準備の都合上、前後することがあります。注:Windows 10の機能の中には、Windows 11では利用できないものがあります。また、一部のアプリケーションや機能には追加機能がある場合があります。
Windows 11の要件や削除された機能についての詳細情報を含む関連サポート記事へのリンクも含まれています。
要件を満たしていないデバイスに対しても、同様の互換性メッセージが表示される可能性があるとのこと。Microsoftはテレメトリーデータを使って互換性の問題を特定しており、このプロセスはごまかすことができないとされています。
Windows 11にそれほど興味の無いユーザーにとっては、「PC正常性チェック」アプリを別途入手しなくてもすむ、便利な機能だといえるかもしれません。