Microsoftは12月21日(現地時間)、Windows 10で発生していた「chkdsk」の実行によってファイルシステムが破損する不具合を認め、問題を修正したことを明らかにしました(Neowin)。
Windows 10 Version 2004/20H1用の12月の月例更新プログラムKB4592438、およびそのプレビュー版のKB4586853の既知の不具合として、以下のような項目が追加されています。
不具合の内容は「一部のデバイスでchkdsk /fを実行するとファイルシステムが破損し、デバイスが再起動しなくなることがある」というものですでに解決したとのこと。通常のデバイスの場合、24時間以内に修正が反映され、企業で管理されているデバイスでは、KBページからダウンロードできる特別なグループポリシーを設定することで問題を解決できるとのことです。
問題に遭遇したデバイスに対しては以下の対策が案内されています。
- 何度か起動に失敗した後、回復コンソールが起動する。
- 詳細オプションを選択する。
- アクションのリストからコマンドプロンプトを選択。
- コマンドプロンプトが開いたら「chkdsk / f」とタイプ。
- chkdskがスキャンを完了するのを待つ。スキャンが完了したら「exit」と入力する。
- これでデバイスが期待通りに起動するはず。回復コンソールで再起動した場合は、終了を選択してWindows 10を続行s。
これらの手順を完了した後、再起動後にchkdskが再び自動的に実行することがあるそうですが、これが終了すれば期待通りに動作するとのことです。