独自性の高いファイルシステムや、コマンドラインツールを採用する「Windows」。UNIX系OSを利用するユーザーにとって、普段の環境との違いに悩まされることも多い環境でしたが、ここ最近は状況が変わってきているようです。
UbuntuやSUSE、FedoraといったLinuxディストリビューションがWindows 10で実行できるようになったのに続き、最新の「Windows 10 Fall Creators Update」では、OpenSSHのクライアント、サーバーが利用可能となっている事が分かりました(MSPoweruser)。
現段階ではまだベータ版として提供されていますが、正式版となれば、Puttyのようなサードパーティ製ツールを利用する事が多かった、Windowsのssh環境が一変することになるかもしれません。
以下利用法を説明します。
目次
OpenSSHの利用方法
Windows 10 Fall Creators Update(Version 1709)を利用しているユーザーは以下の手順でOpenSSHのクライアント、サーバーをインストールすることができます。
- 「設定」を起動
- 「アプリ > アプリと機能」で「オプション機能の管理」を選ぶ
- 「機能の追加」を選択
- 「OpenSSH Client(Beta)」や「OpenSSH Server(Beta)」を選ぶ
クライアントの場合、この後コマンドプロンプトを開き「ssh」と打ち込めば利用できます。
まとめ
OpenSSHのWindows版は、オープンソースとして公開されていて最新版のバイナリを手動でインストールすることもできます。またOpenSSH Serverの利用法はこのブログで説明されています。まだベータ版ですが今後に期待したい機能です。