MicrosoftのWindows担当ゼネラルマネージャErin Chappie氏がEngadgetに対し、ARM64アプリを作成するためのSDKを、開発者向け会議BUILD 2018で発表すると伝えたことがわかりました(MSPoweruser)。
Microsoftは現在、ARMプロセッサを搭載したデバイス上で動作する「Windows 10 on ARM」の普及を進めています。Windows 10 on ARMでは32bit版x86 Win32アプリはそのまま動かせるものの、64bit版アプリは動作させることができないという大きな制限が存在しました。
開発者は新たにリリースされるARM64 SDKを利用し、例えばASUS NovaGoのようなARMベースのPCの上で、自分のアプリを64bit版のネイティブアプリとして再コンパイルすることができるようになります。64bit版x86アプリがそのまま動かせるようになるというものではありませんが、Windows 10 on ARMに存在する大きな制限を取り払うための試みとして注目を集めそうです。