
MicrosoftはWindows 11 24H2/25H2で、Modern Standby(モダンスタンバイ)と従来のS3スリープの両方に関する挙動を見直し、より効率的な省電力動作を実現するための調整を進めていることがわかりました。
Modern StandbyはWindows 8から導入された電源モデルで、スマートフォンのように「常時接続・即時復帰」を実現する仕組みです。PCは完全にスリープするのではなく、S0(アクティブ状態)の低電力アイドルとして動作し、必要に応じてバックグラウンド処理を行いながらも省電力を維持します。

Windows 11 24H2/25H2では、このModern Standbyを中心とした挙動が最適化され、無駄な電力消費を抑える方向に調整されています。大きくアナウンスされてはいませんが、サポート記事(1、2)を通じて新しいデフォルト設定が明らかにりました。
デフォルトのスリープタイマーが短縮
Modern Standby対応デバイスでは、画面オフとスリープに入るまでの時間が短縮されました。
- バッテリー駆動時: 画面オフ3分→スリープ3分
- 電源接続時: 画面オフ5分→スリープ5分
従来よりも素早く低電力状態に移行することで、アイドル時の消費電力を抑える狙いがあります。
一方、従来のS3スリープを使うデバイスでも同様にタイマーが短縮され、バッテリー時10分、電源接続時15分でスリープに入るようになりました。
バッテリー消費が多い場合は「自動でウェイク制限」
Modern Standby中にバッテリー消費が大きいと判断された場合に、Windowsがウェイク要因を自動的に無効化する機能も導入されています。
この状態では、ユーザーが電源ボタンを押すか、ノートPCの蓋を開くといった明確な操作のみで復帰できるようになり、意図しないバックグラウンド動作による電力消費を防ぎます。
入力抑制や外部ディスプレイ周りの挙動も改善
Modern Standby 中の入力やディスプレイの扱いも見直されています。これには以下のような変更が含まれます。
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蓋が閉じていて外部ディスプレイが接続されていない場合、電源ボタンでの誤復帰を防止
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外部ディスプレイが接続されている場合は、必要に応じて表示が復帰
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音声によるウェイク(音声アシスタントの呼びかけなど)は無効化
これらの変更は、不要な復帰を防ぎつつ、ユーザーが意図した操作だけを確実に反映するためのものです。
まとめ: よりスマートで省電力なスリープへ
Windows 11 24H2/25H2では、Modern StandbyとS3の両方に対して細かな改善が加えられ、無駄な電力消費を抑えつつ、ユーザー体験を損なわないスリープ動作が実現されています。特にModern Standbyのウェイク制御や入力抑制の改善は、ノートPCユーザーにとって実感しやすい変更です。
[via Neowin]
