Wine開発プロジェクトは1月21日(現地時間)、、LinuxやmacOSでWindowsアプリケーションを動作させることができるソフトウェア「Wine」の最新安定版「Wine 10.0」をリリースしました(公式ニュース、Phoronix)。
Wineのメジャーバージョンアップ版は1年に1回リリースされていて、Wine 10.0には、Wine 9.xx開発版で蓄積されてきた6,000以上の変更が含まれています。
Wine 10.0では、新しいアーキテクチャARM64EC(ARM64 Emulation Compatible)が完全にサポートされ、HiDPIサポートの改良により、非DPI対応のウィンドウが自動的にスケーリングされるようになりました。
Vulkanサポートの改良や、新しいデスクトップコントロールパネルアプレットの追加、Direct3Dの改善、マルチメディア機能の強化、基本的なマルチタッチサポートの実装、国際化の強化、MSHTMLオブジェクトとの相互作用の改善、ARMプラットフォームでのRPC/COM呼び出しの完全サポート、プロセスの昇格の実装、macOS Sonoma以降におけるNTシステムコールのエミュレーションのサポートなども行われています。
変更点の詳細はリリースノートで確認可能です。
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タイトル | Wine 安定版 |
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公式サイト | http://www.winehq.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/2051-wine-stable | |
説明 | WindowsAPIをエミュレートしてWindowsアプリを実行するソフトウェア。Linux/Macに対応。 |