Appleは先日、古いバッテリーを搭載したiPhoneで処理能力が低下する問題に対し、2018年中はバッテリー交換料金を3,200円に値下げするなどの対応策を発表しました。
Appleは、バッテリーの交換が必要なiPhone 6以降をお持ちの方全員に対して、保証対象外のiPhoneのバッテリー交換の金額を8,800円から5,600円減額し、3,200円とします。この対応は2018年12月まで全世界で継続します。詳細は近日中にapple.comでお知らせします。
ただし対象機種の説明に「バッテリーの交換が必要なiPhone 6以降をお持ちの方」という条件がつけられているため、バッテリーが劣化していないiPhoneの場合どうなるのかが不明確だったのですが、今回の場合、バッテリーの状態によらず、希望者は3,200円でバッテリー交換が可能な事が判明しています(MacRumors、9to5Mac)。
フランスのテックブログiGenerationによると、Apple Storeに渡された内部メモに、iPhone 6以降でバッテリー交換を希望するユーザーに対しては、Appleのバッテリー診断テストで正常だと見なされた場合も交換を許可するようにとの指示が掲載されているそうです。
MacRumors自体も独自の情報源から確認したとのこと。
通常Appleのバッテリー診断テストでは、80%以上の容量が残っている場合、正常とみなされ交換は行われないため、今回はユーザーの怒りを和らげることを重視した特例なのかもしれません。2018年の年末は、バッテリーを念のため交換しておくユーザーが激増することになりそうです。