Wine開発プロジェクトは3月2日、2週間に1回定期的にリリースされている開発版Wineの最新版「Wine 3.2」をリリースしました(公式ニュース、Phoronix)。
WineはLinuxやMacでWindows用のプログラムを動作させるためのソフトウェアで、開発プロジェクトは現在、来年公開予定のWine 4.0正式版を目指し、開発版のWine 3.x系の公開を続けています。
Wine 3.3では、グラフィックライブラリ「Vulkan」のサポートが始まったほか、Direct3Dマルチスレッドコマンドストリーム(D3D CSMT)やマルチサンプルテクスチャのデフォルトでの有効化、SDL経由のゲームコントローラーのサポートなど、以下に示す変更が行われています。
- Beginnings of Vulkan support.
- Direct3D multi-threaded command stream enabled by default.
- Multisample textures enabled by default.
- Support for game controllers through SDL.
- Support for loading CIL-only .Net binaries.
- Various bug fixes.
Wolf RPG Editorの問題の修正や、Max Payne 2、The Witcher 3のパフォーマンス改良など、Windosゲームに関する35点の不具合の修正も含まれています。
変更点の詳細はリリースノートで確認可能です。
タイトル | Wine 開発版 | |
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公式サイト | https://www.winehq.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7034-wine-development | |
説明 | WindowsAPIをエミュレートしてWindowsアプリを実行するソフトウェアWineの開発版。Linux/Macに対応。 |