Wine開発プロジェクトは6月10日(現地時間)、2週間1回定期的にリリースされる開発版Wineの最新版「Wine 4.10」をリリースしました(公式ニュース、Phoronix)。
WineはLinuxやMacでWindows用のプログラムを動作させるためのソフトウェアで、開発版のWine 4.xは来年公開予定のWine 5.0正式版を目指し、2週間に1回新バージョンが公開されています。
v4.1では多くのDLLがPEファイルとして構築されるようになるという変更や、プラグアンドプレイドライバーのインストール機能の改良、Media Foundation APIのクロック同期機能の追加など、以下のような新機能が追加されています。
- Many DLLs are built as PE files by default.
- More support for installing Plug and Play drivers.
- Clock synchronization in Media Foundation.
- Volume adjustment in audio drivers.
- Various bug fixes.
ゲームやアプリ、フレームワークに関連した44個の不具合の修正が行われていて、詳細はリリースノートで確認可能です。
タイトル | Wine 開発版 | |
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公式サイト | https://www.winehq.org/ | |
ソフトアンテナ | http://www.softantenna.com/softwares/7034-wine-development | |
説明 | WindowsAPIをエミュレートしてWindowsアプリを実行するソフトウェアWineの開発版。Linux/Macに対応。 |