Wine開発プロジェクトは2月11日(現地時間)、LinuxやmacOSでWindowsアプリケーションを動作させることができるソフトウェア「Wine」の最新開発版「Wine 7.2」をリリースしました(公式ニュース、Phoronix)。
Wine 7.2はエンドユーザー向けの新機能は追加されませんが、低レベルの興味深い機能の開発が進められています。なかでも、Wineが独自のWMA(Windows Media Audio)デコーダーの実装に取り組み始めたことが注目されています。
主な変更点は以下の通りです。
- MSVCRTで「long」型をサポートするための大規模なクリーンアップ。
- Monoエンジンがバージョン7.1.1にアップデートされた。
- コモンコントロールにおけるテーマの修正。
- WMAデコーダーの開発開始。
- 64bit time_tのサポート。
- さまざまなバグフィックス。
その他Wine 7.2では、Half-Life、Call of Juarez、その他様々なゲームやアプリケーションに関連した修正を含む、23の既知の不具合が修正されています。
変更点の詳細はリリースノートで確認可能です。
タイトル | Wine 安定版 | |
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公式サイト | http://www.winehq.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/2051-wine-stable | |
説明 | WindowsAPIをエミュレートしてWindowsアプリを実行するソフトウェア。Linux/Macに対応。 |