RARLABは12月7日(現地時間)、圧縮・解凍ユーティリティ「WinRAR」の最新版「WinRAR 6.00」をリリースしました(gHacks)。最新版の32bit/64bit版セットアップファイルは開発者のサイトからダウンロードすることができます。
WinRAR 6.00はRAR5フォーマットが導入されたWinRAR 5.00とは異なりユーザビリティの改良と不具合の修正に重点を置いた新バージョンとなっています。
まず、リードエラープロンプトに"Ignore"と"Ignore All"オプションが追加され、リードエラーが発生した場合、それを無視して処理を続行できるようになっています。"-y"スイッチが指定された場合は、デフォルトで全てのファイルに"Ignore"が適用されたことになります。コマンドラインモードで実行時にリードエラーが発生した際の終了コードも2から12に変更されました。
次に、複数のアーカイブが選択されている場合の展開方法を指定できる新しいオプションが追加されています。「Extract To」の「Options」タブで、以下のオプションが設定可能です。
- Destination path: 指定のパス
- Subfolders in destination path: 指定パス内のサブフォルダ
- Subfolders in archive folders: アーカイブフォルダ内のサブフォルダ
- Archive folders: アーカイブフォルダ
そのほか、プログレスバーやダイアログを表示するモニターを指定できる-imon<number>
スイッチや、アーカイブ名をコンソールで非表示にできる-idn
スイッチ、圧縮プロファイルで変数 として使える%arcname%
の追加なども行われています。
その他にも多数の新機能の追加や不具合の修正が行われています。詳細は公式ニュースで確認可能です。