WinSCPはSFTP/SCP/FTPに対応したFTPクライアントソフトです。
主な特徴は次の通り。
- SSH-1 とSSH-2 でのSFTP と SCP プロトコルやFTP プロトコルのサポート
- SSHのパスワード認証, キーボードインタラクティブ認証, 公開キーによる認証, ケルベロス認証をサポート(認証)
- オプションで, 指定した場所の設定ファイルを使ってスタンドアローンで使うことができる。それは, リムーバブルメディアから操作する時に適している。
- 半自動または全自動でのディレクトリ 同期
■ログイン画面
WinSCPを起動するとセッション(サイトごとの設定)の選択画面が表示されます。
マスターパスワードを設定しておくと、セッションの保存時、読込時にパスワードの入力が必要となり、サイトのユーザー名、パスワードが暗号化されて保存されることになります。
■リモートファイルを直接編集
特徴的なのがリモートファイルの直接編集機能です。サイトに接続した状態で、右クリック→「編集」を選ぶと、WinSCP内蔵エディタが立ち上がり、リモートに存在するファイルを直接編集することができます。ホームページのメンテナンスをしている場合、「ローカルで修正してリモートにアップロードする」という作業を何回も繰り返したりしますが、この機能があればその必要ありません。直接編集して保存すればOKです。一度使ってみればその便利さがわかると思います。
■しかし使いにくい面もある…
今回初めてWinSCPを使ったせいか若干とまどった面もありました。例えばローカル側とリモート側で表示されるメニューが違うことです。ローカル側ではエクスプローラーの右クリックメニューが表示されますが、リモートではWinSCPの右クリックメニューが表示されるので、同じ「コピー」というメニューを選んでも動作が異なります。なれれば問題ないでしょうが、初心者は戸惑うかもしれません。
■まとめ
WinSCPという名前なのでSCPしか使えないのかな?と思っていましたが、通常のFTPソフトとしての機能は備えています。FTPの他にSFTPにも対応してること&設定ファイルの暗号化にも対応しているのでGumblar対策としても有効ではないでしょうか。ポータブル運用も可能だしリモートファイル直接編集も魅力的です。しばらくWinSCPを使ってみたいと思いました。