欧州原子力研究機構(CERN)によって開発された世界初のWebブラウザを再現する「WorldWideWeb Browser」が公開されています(CERN、OS X Daily)。
CERNのNextマシン上で1990年12月に開発された「WorldWideWeb」は世界初のWebブラウザとして知られています。今回のプロジェクトは開発30周年を記念するもので、JavaScriptとReactを用いてWorldWideWebのシミュレーターが作成されました。
CERNの特設サイトでは、シミュレーターのほか、Webの歴史やWorldWideWebオリジナル版のソースコードの解説、シミュレーターによる再現方法などさまざまな情報が公開されています。
目次
WorldWideWeb Browserの使用方法
シミュレーター環境では実際にURLを入力して任意のサイトを開くことができます。
WorldWideWeb Browserをブラウザで開きます。
▲メニューの「Document > Open from full document reference」を選択し、任意のURLを入力してから「Open」をクリックします。
▲日本語やhttpsサイトにも対応しています。
NCSA MosaicやNetscape Navigatorならばともかく、WorldWideWebを使用した経験のある方は少ないかもしれません。Webの成り立ちに興味のあるかたは参照してみてはいかがでしょうか。