Webブラウザの発展にともない、最近ではさまざまなアプリがWebブラウザ上で動作可能となっています。本日紹介する「Writing」もそのような、Webブラウザ上で動作するアプリの一つです。
画面分割式のプレビューモードを搭載したテキストエディタで、Markdown記法や、LaTeX / MathJaxの数式記法をサポートしています。入力した内容は、CTRL+Sで保存できるほか、CTRL+PによってPDFとして保存することも可能です。
作者は既存の「StackEdit」のようなオンラインエディタではなく、独自のエディタを開発した理由として、LaTeX / MathJaxがサポートされていないことや、1秒程度の遅延が存在すること、プレビューがなめらかでないこと、ミニマルなインターフェイスが採用されていないことなどをあげています。
以下使用方法を説明します。
Writingの使用方法
Writingは全てクライアントコードで構成されていて、リポジトリをローカルに「git clone」し、index.htmlファイルをブラウザで開けば使用することができます。
またはライブバージョンを使用することもできます。
初期状態では左側のペインがエディタ部、右側がプレビュー部となっています。エディタ部にMarkdown形式で入力していけば、段落や箇条書きなどがリアルタイムでプレビュー部に反映されていきます。
キーバインドは以下の通りです。
- CTRL+D: ディスプレイモードの変更
- CTRL+P: 印刷またはPDFとしてエクスポート
- CTRL+S: ソースコードをMDファイルとして保存
- CTRL+SHIFT+S: MDファイルを開く
MathJaxの数式は「$$」や「$$$$」の内部に記述して、CTRL+SHIFT+Lでプレビューを切り替えられます。
まとめ
Writingは軽量なWebブラウザ上で動作するテキストエディタです。オンラインで利用できるだけではなく、ソースコードも公開されていてオフラインで使用することも可能です。手軽に利用できるMarkdownエディタとして活用できそうです。