Microsoftは5月30日(現地時間)、Windows Subsystem for Linux(WSL)について、2024年5月に行った改良を発表しました。
ブログ記事はすでに提供された変更点や、近日中に提供予定の変更点を説明するもので、この中にはWSL設定を変更することができるGUIアプリや、メモリ、ストレージ、ネットワークの改善、Dev Homeの統合などが含まれます。
Microsoftは2023年9月に、WSLのメモリやストレージ、ネットワークを改善するいくつかの実験的な変更を導入しました。WSLからWindowsへの自動メモリー解放、自動ディスク解放、IPv6サポートなどが含まれていて、これがデフォルトで有効となります。
WSL設定を変更することができるGUIアプリが間もなく利用可能となります。GUIアプリはタブ、トグル、カテゴリーなどを備え、WSLの設定を変更しやすくするものです。新しいアプリはwslconfigテキストファイルと完全に互換性があり、既存の設定やプリファレンスを尊重します。
また、Dev Homeアプリの「Environments」機能では、Hyper-Vマシンや開発ボックスなどの新しい開発環境を管理、起動、作成することができますが、ここにWSLディストロと対話することもできる機能が搭載されます。
企業向け機能としては、「Microsoft Defender for Endpoint」の「WSL 2」対応や、「Intune」の統合が行われます。
新機能の詳細はこちらで確認することができます。