Microsoftは10月29日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview Build 20246に、Windows Subsystem for Linux (WSL)をワンステップでインストールすることができる「wsl --install」コマンドを追加した事を発表しました。
wsl --install
を実行すると、WSLに必要なすべてのコンポーネントが自動的に有効化されるとともに、デフォルトのLinuxディストリビューションのインストールまでワンステップで実行することができます。
パラメータなしでwsl --install
を実行した場合、Ubuntuがインストールされます。wsl --install -d ディストリビューション名(例:Debian)
と実行すると指定したディストリビューションをインストールする事が可能です。利用可能なディストリビューションの全リストを表示したい場合はwsl --list --onlin
を実行します。
現在以下のLinuxディストリビューションが利用可能です。
- Ubuntu
- Debian
- kali-linux
- openSUSE-42
- SLES-12
- Ubuntu-16.04
- Ubuntu-18.04
- Ubuntu-20.04
Microsoft Storeで提供されている全てのLinuxディストリビューションのインストールに対応しているわけではありませんが、今後サポート対象が拡大する可能性は多いにあると考えられます。