ターミナルで利用できるインタラクティブなHTTPインスペクションツール「wuzz」。
任意のHTTPリクエスト発行し、レスポンスを検証するためのツールです。cURLと似通ったコマンドラインパラメータが利用できるので、ChromeやFirefoxなどの「copy as cURL」機能を使って簡単にネットワーク関連のテストを実行することができるように設計されています。
バイナリは公開されていませんが、Go言語によって作成されたツールなので、各種プラットフォームで簡単にビルドすることが可能です。
以下macOS環境で、実際の使用方法を説明します。
wuzzの使用方法
以下のコマンドを実行してwuzzをインストールします。
$ go get github.com/asciimoo/wuzz $ "$GOPATH/bin/wuzz" --help
Go言語がインストール済みで、環境変数GOPATHが設定されていることが前提です。
Go言語はmacOSの場合、Homebrewを利用し「brew install go」で簡単にインストールすることができます。GOPATHはソースファイルなどをダウンロードする場所となります。Go入門サイトなどを参照して適切に設定しておきましょう。
実行すると以下の画面が表示されます。
▲「URLビュー」にURLを入力し、エンターキーを押せばリクエストが送信されます。送信時のヘッダーやデータを変更したり、レスポンスデータをスクロールしながら表示することもできます。ビューの切替にはタブキーを使用します。
▲Ctrl+Sを押せば結果をテキストファイルとして保存することもできます。
公式サイトにはその他多数のショートカットキーの定義が掲載されていますが、基本のキーバインドはシンプルです。
まとめ
wuzzを利用すれば、ターミナルを利用してインタラクティブにHTTP通信を検証することができます。ターミナル派の開発者ならば覚えておいて損はないツールといえるでしょう。