xhyve - MacでLinuxが動く!bhyveベースの超軽量ハイパーバイザー

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Yosemiteで導入されたHypervisor.frameworkを利用した超軽量の仮想化ソフトウェア「xhyve」が公開されています(作者による紹介)。

xhyveはFreeBSDのbhyveのポートで、その特徴は以下の通りです。

  • 超軽量の230 KB。
  • スタンドアロンで依存性なし。
  • BSDライセンスの仮想化ソフト。
  • カーネル拡張を必要としない(bhyveのカーネルコードは、Hypervisor.frameworkを呼ぶユーザーモードコードに移植)。
  • マルチCPUサポート。
  • ネットワークサポート。
  • 一般のLinuxディストリビューションを実行可能。

用途として、例えばMac上でDockerを動かすのに便利であると説明されています。

目次

Tiny Core Linuxを動かすのは超簡単

xhyveは、リポジトリにTiny Core Linuxを含んでいて、これを動かすだけなら以下の手順で簡単に実行可能です。

$ git clone https://github.com/mist64/xhyve
$ cd xhyve
$ make
$ ./xhyverun.sh

実際に実行してみました。Macのターミナルの中で、Linuxが動いているのが確認できます。

S 2015 06 13 7 52 33

「uname -a」で「Linux box 3.16.6-tinycore64」と表示されました。

S 2015 06 13 7 55 46

「sudo halt」で終了させることができます。

頑張ればUbuntuも動かせる

解説には、人気ディストリビューションUbuntu Serverを動かす方法も説明されています。xhyveはビデオドライバをサポートしていないため、インストールにテキストモードインストーラーを使用しなければならないなどの制限があるようですが、丁寧に手順が掲載されています。チャレンジしてみたい方はどうぞ。

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Ubuntu側でVNCサーバーを動かし、Mac側から画面を共有することもできるようです。xhyveはbhyveベースなのでbhyveに関する解説記事も参考になりそうですね。

現在xhyveはまだ開発中で、TODOも多く残っているようですが、大きな可能性を秘めていると思います。今後の発展に期待!

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