Microsoftは先日、Windows 11の最小システム要件を変更し、第7世代Coreプロセッサの一部をサポート対象に追加することを明らかにしました。最小システム要件はこれ以外変更されておらず、大幅な緩和を希望していたユーザーにとっては期待はずれなものとなりましたが、これとは別に最小システム要件を満たしていないデバイスでも、メディア作成ツールやISOファイルを用いた手動アップグレードが可能であることがわかり、大きな注目を集めています。
TPM 1.2、64GB以上のストレージ、4GB以上のRAM、デュアルコア以上のCPUを搭載していればWindows 11がインストールが可能とされていますが、Microsoftはこの非公式な方法の使用を推奨しているわけではなく、企業や組織でハードウェアの検証を行うためのオプションで、インストールできたとしてもWindows Update経由で、機能アップデートやセキュリティアップデートといった各種の更新プログラムを受け取れない可能性があると警告を発しています。
では、実際にこのような非公式デバイスにWindows 11をインストールするユーザーはどれほど存在するのでしょうか。Windows Centralはアンケートを実施し、約880人の回答者中66%が、サポート対象外のデバイスにWindows 11をインストールする予定
があると答えていることがわかりました。
現時点では、サポート対象外のデバイスであってもWindows 11をインストールしてみたいというユーザーが多数派で、ハードウェアを更新せずに最新OSを使用できる可能性があることに多くのユーザーが魅力を感じていることがわかります。
ただし、Microsoftがこれら古いデバイスの面倒をどれだけみてくれるのか詳細は明らかにされておらず、今後の発表によって実用的な選択かどうか評価が変わってくることになりそうです。