Yum対DNFの争はいまだにFedoraの頭痛の種か

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「次世代のYum」として開発が続けられ、ついにFedoraの標準パッケージシステムとなった「DNF」ですが、Yumの痕跡を完全に消し去ることは難しいようです。

Fedoraの開発者メーリングリストで、Fedoraリポジトリの設定ファイルを格納しているディレクトリを「/etc/yum.repos.d」から「/etc/distro.repos.d」に変更しようという提案が行われ、論争になっていることがわかりました(Phoronix)。

提案によると、DNFは従来から「"/etc/yum.repos.d"、"/etc/yum/repos.d"、"/etc/distro.repos.d"」に保存された設定ファイルを読み込んでいるため、今回の変更も単にFedoraのリポジトリ設定ファイルを格納する場所を変更するだけで済むとのこと。プライベートな設定ファイルが/etc/yum.repos.dに存在する場合も影響がないと説明されています。

今年の後半にリリースされるFedora 31でYumが完全に削除される計画が立てられているため、その流れにそった提案だということですが、従来のディレクトリにファイルが保存されている事を期待しているスクリプトや管理者に混乱をもたらすという反対意見も寄せられています。

まだ決定は行われていませんが、Fedoraプロジェクトメンバーがどのような意見を交わしているのか興味のあるかはたメーリングリストのスレッドを閲覧してみてはいかがでしょうか。

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