Known Issue RollbackはWindows Updateの不具合に対する最新兵器だ

Known issue rollback windows

Microsoftは毎月Windowsの各バージョンに対し月例更新プログラムを提供していますが、なかには不具合が含まれている場合もあり、ユーザーを混乱に巻き込んでいます。

更新プログラムの不具合には、Windows 10の機能障害やユーザーのデータ損失などの重要な問題を引き起こすものから、それほど深刻ではないものまでさまざまなタイプが存在しますが、通常、問題を解決するためには、別の更新プログラムをインストールするか、問題が発生した更新プログラムをインストールする必要がありました。

修正パッチが即座に提供されるわけではなく、ユーザーのシステムに不具合が存在したままの状態になることが多かったのですが、これを解決する「Known Issue Rollback(KIP)」という仕組みが導入され、最近の更新プログラムの問題の解決(12)に役立てられています(gHacks)。

Microsoftは、Windows 10 Version 2004以降の更新プログラムの80%がKnown Issue Rollback機能を含んでいると指摘し、バグの修正などセキュリティ外の更新プログラムをサポートする重要な機能だと説明しています。

Known Issue Rollbackのアイデアはシンプルで、個々の修正や更新にIDを割り当て、問題が発生した場合は原因となる修正あるいは更新を無効にして、以前の状態に素早く戻すというものです。開発者ならばコードレベルで以下のような処理がおこなわれていると考えれば分かりやすいかもしれません。

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Known Issue Rollbackはいつまでも有効なわけではなく、そのライフサイクルは数ヶ月に限られています。その間に根本的な解決が行われ、修正が再発行されることが期待されているからです。

これまでは、何か不具合が発生した場合、該当の更新プログラムをアンインストールするのが鉄板の回避策でしたが、今後はそういったテクニックは不要になるかもしれません。