Windowsの7月の更新プログラムを適用すると一部のシステムで印刷やスキャンができなくなる

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Windowsの印刷関係のトラブルが止まりません。Microsoftが7月13日に公開したWindowsの更新プログラム(7月の月例更新プログラム)を適用すると、プリンターでスマートカードベースの認証機能を利用した印刷やスキャンが機能しなくなる可能性があることがわかりました(MSPoweruser)。

不具合は、サポートされているすべてのバージョンのWindowsおよびWindows Serverに影響し、例えばWindows 10 Version 21H2の既知の不具合としては、以下のような情報が掲載されています。

After installing updates released July 13, 2021 on domain controllers (DCs) in your environment, printers, scanners, and multifunction devices which are not compliant with section 3.2.1 of RFC 4556 spec, might fail to print when using smart-card (PIV) authentication.

2021年7月13日にリリースされた更新プログラムを環境内のドメインコントローラー(DC)にインストールした後、RFC 4556仕様のセクション3.2.1に準拠していないプリンター、スキャナー、複合機が、スマートカード(PIV)認証を使用した際に、印刷に失敗する可能性があります。

問題の詳細に関してはサポートドキュメントKB5005408でもう少し詳しく説明されていて、クライアントのプリンターとスキャナーが以下のいずれかに準拠している必要があるとされています。

  • Use Diffie-Hellman for key-exchange during PKINIT Kerberos authentication (preferred).
  • Both support and notify the KDC of their support for des-ede3-cbc ("triple DES”).

KDC = Key Distribution Center.

影響を受けるプラットフォームはは以下の通りです。

  • Client: Windows 10, version 21H1; Windows 10, version 20H2; Windows 10, version 2004; Windows 10, version 1909; Windows 10, version 1809; Windows 10 Enterprise LTSC 2019; Windows 10 Enterprise LTSC 2016; Windows 10, version 1607; Windows 10 Enterprise 2015 LTSB; Windows 8.1; Windows 7 SP1

  • Server: Windows Server, version 20H2; Windows Server, version 2004; Windows Server, version 1909; Windows Server, version 1809; Windows Server 2019; Windows Server 2016; Windows Server 2012 R2; Windows Server 2012; Windows Server 2008 R2 SP1; Windows Server 2008 SP2

Microsoftは、この問題を調査しており、一時的な回避策を提供する予定です。現在問題に遭遇しているユーザーに対しては、必要なドライバーやファームウェアをアップデートし、必要に応じてデバイスメーカーに相談するよう求めています。