デザイナーのKevin Noki氏が、数ヶ月かけて実際に動作するMacintoshを一から自作したことがわかりました(MacRumors)。3Dプリントで作られた外層や部品が特徴となった精巧なデバイスです。
実際に作成する様子をまとめた動画が公開されています。
ArsTechnicaはこのプロジェクトを次のように説明しています。
Have you ever worked on a hobby project where modifying and compiling the source code for a Linux-based emulator was possibly the easiest and most straightforward part of the whole thing?
Kevin Noki really, really wanted a functioning Macintosh Plus, complete with a functioning, auto-ejecting disk drive that it could boot from […]
Noki, over what he reports as “months,” essentially works backward from 2024, using every kind of maker tool and skill to get back to a working 1986 Mac. Not just “classic Mac OS on a properly sized AliExpress monitor,” mind you. We are talking a properly sized, colored, and textured box, which takes wall power, swallows 3.5-inch disks, works with both telephone-cord and ADB Apple keyboards and mice, has a screen dimmer, and makes the startup sound (the beep, not the chord). It’s not a “loving” tribute; it’s uncanny and potentially unnerving.
これまでに、Linuxベースのエミュレータのソースコードを修正してコンパイルすることが、おそらく全体の中で最も簡単で直感的な部分だった趣味のプロジェクトに取り組んだことはありますか?
Kevin Nokiは、本当に、本当に、機能するMacintosh Plusを持ちたいと思っていました。それは機能する、自動排出ディスクドライブが付いている完全なもので、そこから起動できるものです。
Nokiは、「数ヶ月」かけて、様々なメーカーツールと技術を使用して、動作する1986年のMacを実現しました。ただの「適切なサイズのAliExpressモニターにクラシックMac OSを搭載する」ことではありません。適切なサイズ、色、質感のボックスの橋をしています。電力を利用し、3.5インチのディスクを受け入れ、電話コードとADB Appleキーボード、およびマウスの両方と連携し、スクリーンの明るさを調整し、起動音(ビープ音、コードではない)を鳴らします。これは「愛情のある」トリビュートではありません。それは奇妙で、潜在的に不安を引き起こすものです。
Noki氏は29以上の複雑なステップを踏みデバイスを作成しています。
外層はMacintosh Plusの表面と角度をひとつひとつ測定し、AutoDesk Fusion 360でモデリングし、パーツをプリントして組み合わせ、隙間を埋め、サンディングし、テクスチャリングすることで作成されています。
内部には10インチの中古スクリーンや、自作電源アセンブリ、コネクター、スピーカー、その他のハードウェアを組み込み、Linuxを使ってMini vMacエミュレーター動かしています。同氏はデバイスを「Brewintosh」と名付けています。
3Dプリント技術によって作られたのは外層のみとのことですが、将来的にさらに技術がすすめば内部構造まで完璧に「印刷」することができる時代がやってくるのかもしれません。