Oracleは10月10日(現地時間)、仮想化ソフトウェアVirtualBoxの最新版「VirtualBox 7.0.0」をリリースしました(Phoronix)。
2018年にVirtualBox 6.0が公開されて以来のメジャーバージョンアップ版で、仮想マシンの完全暗号化のサポートや、新しいDirect3D 11ベースのグラフィックススタックの導入など、いくつかの注目の新機能が追加されています。
VirtualBox 7.0では、VMの設定ログや保存された状態を含めた完全な暗号化がサポートされました。ただし現在のところこの機能はコマンドラインインターフェイス(CLI)を介してのみ利用することができます。
また新しい3Dスタックも導入されました。WindowsホストではDirectX 11をベースとしていますが、Windows以外の環境では、DXVK(特にDXVK-Nativ)に基づくものとなっています。
その他、Intel/AMDデバイスにおける仮想IOMMUデバイスのサポート、仮想TPM 1.2と2.0デバイスのサポート、EFI Secure Bootのサポート、GUIの強化、クラウド仮想マシンをVirtual Machine Managerに追加し、ローカルVMとして制御する機能の追加、Qtツールキットの更新などさまざまな新機能が含まれています。
最新版のダウンロードやリリースノートの確認は公式サイトで可能です。
タイトル | VirtualBox | |
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公式サイト | http://www.virtualbox.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/4646-virtualbox | |
説明 | Oracleが開発するデスクトップ向けの無料仮想化ソフト。 |