Microsoftは1月5日(現地時間)、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けの累積アップデート「Windows 11 Insider Preview Build 25276」をリリースしました(Windows Blog)。
本ビルドの注目点は以下の通りです。
- 本ビルドのISOファイルをリリース。
- タスクマネージャの変更や設定アカウントページの改善、Windows Insiders向けの優れた改善と修正のセットが含まれている。
- Apple Music、Apple TV、Apple Devicesの各アプリのプレビュー版が、米国に限定してWindows 11のMicrosoft Storeで公開。
- OSのネットワークトラブルシューターを、「Get Help」アプリを使用した新しいネットワーク接続のトラブルシューティングに変更。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 25276の新機能
Build 25276の新機能は以下の通りです。
タスクマネージャでカーネルメモリダンプをライブで作成する
タスクマネージャに、カーネルメモリダンプ(LKD)のライブ収集を支援する、開発者向けの新機能一式を導入。カーネルライブダンプの目的は、異常事態のトラブルシューティングのためのデータを収集し、OSの動作を継続させることにある。「致命的ではない」が影響が大きい障害やハングアップのバグチェックと比較して、ダウンタイムを短縮することができる
ライブカーネルメモリダンプ(LKD)をキャプチャするには、タスクマネージャの詳細ページで、システムプロセスを右クリックし、コンテキストメニューから「ライブカーネルメモリダンプファイルを作成」を選択し、フルライブカーネルまたはカーネルスタックメモリダンプをキャプチャする。
ダンプは以下の場所に書き込まれる。
%LocalAppData%\Microsoft\Windows\TaskManager\LiveKernelDumps
また、タスクマネージャの設定ページで、ライブカーネルメモリダンプの設定を表示/編集することができる。
設定にあるクラウドストレージ情報の更新
11月に設定アプリでクラウドストレージの使用状況を視覚的に確認できる機能を紹介した。Outlookの添付ファイルデータが、本日のビルドでビジュアルに表示されるようになった。
その他の変更点
その他、アプリに既知の互換性の問題がある場合に表示されるダイアログのデザインが、Windows 11風になる変更や、スタートメニューの検索ボックのデザインがより丸みを帯びる変更なども行われています。
公式ブログには細かな修正内容がリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。