Microsoftは先日、Office用の更新プログラムKB5021751をWindows Updateで提供しました。
サポートドキュメントでは、この更新プログラムは「Office 2013、Office 2010、Office 2007などのサポート対象外(またはサポート対象外になる予定の)バージョンのOfficeを使用しているユーザー数をMicrosoftが特定できるようにするためのもの」で、「ユーザーのデバイスに何もインストールせず、1回だけ静かに実行される」と説明されていました。
今回このサポートドキュメントが更新され、より詳細な情報が掲載されています。
更新された情報は以下の通りです。
This update is intended to help Microsoft identify the number of users who are running out-of-support (or soon to be out-of-support) versions of Office, including Office 2013, Office 2010, and Office 2007.
この更新プログラムは、Office 2013、Office 2010、Office 2007などのサポート対象外(またはサポート対象外になる予定の)バージョンのOfficeを使用しているユーザー数をMicrosoftが特定できるようにするためのものです。
Versions of Office that are no longer supported do not receive security updates that provide the latest protections against known vulnerabilities. Also, unsupported versions might face performance and reliability issues over time.
サポートが終了したOfficeのバージョンには、既知の脆弱性に対する最新の保護を提供するセキュリティアップデートが適用されません。また、サポート対象外のバージョンは、時間の経過とともにパフォーマンスや信頼性の問題に直面する可能性があります。
This update gathers diagnostic and performance data to estimate the usage of installed Office versions to determine how best to support and service these systems. This data is gathered from registry entries and APIs. The update does not gather licensing details, customer content, or data about non-Microsoft products. Microsoft values, protects, and defends privacy. For more information about our privacy principles, see Privacy at Microsoft.
このアップデートは、診断およびパフォーマンスデータを収集し、インストールされた Office バージョンの使用状況を推定して、これらのシステムのサポートとサービスの最適な方法を決定します。このデータは、レジストリエントリと API から収集されます。この更新プログラムでは、ライセンスの詳細、顧客のコンテンツ、または Microsoft 以外の製品に関するデータは収集されません。マイクロソフトは、プライバシーを重視し、保護し、擁護しています。マイクロソフトのプライバシーに関する原則の詳細については、マイクロソフトのプライバシーをご覧ください。
This update will run one time to collect diagnostic data. After this process is done, no files from this update are left on the user’s device.
このアップデートは、診断データを収集するために一度だけ実行されます。この処理が行われた後、このアップデートによるファイルはユーザーのデバイスに残りません。
サポート終了となったOfficeの使用を避けた方が良い理由として、最新のセキュリティアップデートが提供されない事や、時間の経過とともにパフォーマンスや信頼性の問題に直面する可能性がある事があげられています。
またデータはレジストリエントリと API から収集され、「ライセンスの詳細、顧客のコンテンツ、または Microsoft 以外の製品に関するデータは収集されない」と、無関係な個人情報を収集しないと明言しています。
個人情報保護の観点から当初の説明では不十分だとみなされ書き直されたものだとみこまれます。
[via MSPoweruser]
